真夏のことでん旧型車両と戯れ旅(8月15〜17日の出来事。5日からの連載モノです。最初からまとめて読みたいかたはこちらが便利です)

「次のマリンは」てw

さて、すっかり夕方である。日の入り前には瀬戸大橋を渡りたいと思っていたのだ。絶景だからね。高松駅始発のマリンライナーは満席。着席は諦めて最前部運転席かぶりつきを行う。
どうでもいいけど、マリンライナーを「マリン」と略すのはどうかと(写真参照)。某パチンコ思い出すじゃないかw


高松駅を発車した列車は、順調に速度を上げて…

気が付けば120キロ!

マリンライナーってこんなに速かったんだ! 今までずっと夜間の移動だったから気づかなかったよ!
いや宇多津近辺の高架部分はかなりスピード出るのは知ってた。でもこういう町の中で爆走してくれるとこれはまたいいもので。
緩やかなカーブの続く鉄路を、飛ばす、飛ばす。これはもう最高の娯楽だ。


坂出を出て、いよいよ瀬戸大橋にかかる。
高いところから眺める瀬戸内海があまりに美しい。ただそのかわりスピードは落ちる。保安上の理由か環境対策か分からないけど。
今日はとくに減速具合が激しくて、時速60キロくらいになってた。岡山方のダイヤが乱れた影響みたい。おかげで風景を堪能できたのは良かったね。


もっとも、ここで気づいてしまったのである。睡眠時間が極度に不足していることに。
立ったままでもウトウトしてしまう状態に。こういうときは潔く、限界になったら次の駅で降りてベンチにでも座ろうと覚悟を決めるのが一番。そうするとかえって持ったりするものなのだ。


そんなわけで、ちゃんと岡山まで持った。問題はこれからの行動予定なのである。台風の魔の手はまだ伸びてこないことが分かっている。明日まで中国地方に滞在していても平気そうだ。
個人的には中国地方の地方交通線を攻めたい気が前々からしていたので、それを実行することに。
津山線ホームにはキハ47の快速が。それに乗って津山まで行くことにする。18きっぷ一日分のモトが微妙に取れない距離ではあるが、トータルでは取れているので良かろう。


眠気が取れたわけではないので、電車内では爆睡。アッという間の津山到着で、即投宿。さんざうどん食べたから夕食はよかろうて。


つづく。