18きっぷ旅第五弾・小湊鉄道編 (3月27日の出来事。10月2日からの連載モノです。最初からまとめて読みたいかたはこちらの2日のエントリーからたどると便利です)

マックスコーヒー短缶@上総鶴舞

さて、城跡を後にして目指すは市街地なんだが、どっち方面なのかサッパリ分からない。だって周囲は山林と田圃ばかりで一向に人家が増えていく気配が無いのだもの。なのでスッパリその線は諦めて、田園風景を楽しみつつ散策することにする。

それにしても、だ。本当にのどか。コンビニだの量販店だのといった、日本の原風景を破壊している元凶というべき建物が一切見られない。平らな部分は水田、山や丘はうっそうたる森、ときどきある民家には藁葺きの納屋が残ってたりして。地元の人しか行かないであろう小さな神社が丘の上にあるので登ってみたり。とてもじゃないが観光とは言えない。でもそれがなんとも言えず楽しい。

気がつくと、小湊鉄道の線路に出た。田圃の中を疾走する列車の写真を撮ろうと思い、線路に沿って歩き始める。警報機もない踏切のそばで待っていると列車が通過。タイミングがいまいちで、いい感じのショットは撮れなかった。

さて、そろそろ駅に戻ろう。って、

駅どっちかわかんねーし!

とりあえず当てずっぽうで歩き出したら全然駅に着かない。で、畑仕事してたおばあちゃんに道を訊いたら逆方向に向かってたヨ_| ̄|○。ま、道に迷うのも楽しいのだよ、負け惜しみではなく、本当に。

駅に戻ってなお、しばらく時間がある。自販機で飲み物買ったり。千葉・茨城での旅の友、マックスコーヒーにショート缶があった。限定らしい。

ようやくやってきた上り五井行きに乗る(この路線、女性車掌が多いなあ)。上総山田駅で途中下車し、遅い昼食。駅前にいい雰囲気のラーメン屋があったのでそこへ。濃い目のしょうゆ味サッパリスープがイイ!

そんなこんなで五井まで戻り、そのまま帰宅。ローカル私鉄めぐりの旅春編これにて終了。この春の旅では、ローカル線の厳しい現実を見せつけられ、落胆することもあった。特に日立電鉄の旅は心が重かった。けれど最後に、小湊鉄道の健闘振りを見て、希望を見出すことができた。

たどった経路の明細は後日。