真夏のことでん旧型車両と戯れ旅(8月15〜17日の出来事。5日からの連載モノです。最初からまとめて読みたいかたはこちらが便利です)

23号の車内。レトロ。レトロ。

さて。今回は乗り鉄撮り鉄にとどまらず、観光もちっとはしようと思ってたので、八栗で降りてみる。八栗寺詣でをしつつ、ケーブルカーを撮影してみようかと。


ってそれ、乗り鉄撮り鉄から離れてないじゃん!


駅から結構歩くらしい。駅前にタクシー会社があったりするんだが、とりあえず歩いて行ってみようと。もしそれで辛かったら、帰りはタクシーで。
が、それが失敗だった。道中ずっと登り。いつの間にか空は晴れ上がって、夏の陽射しが容赦なく照りつける。


汗だくになりつつ、田舎道を歩き続ける。そういえば水分の確保も忘れてた。それどころか朝食摂ってない。こりゃヤバイかな、と思ってたところに、


「手打うどん 山田屋」


地獄に仏。ひとまずここに入るしかないでしょ。


広大な敷地と重厚な建物は昔の造り酒屋のもので、文化的遺産。前に「水曜どうでしょう」で大泉洋ご一行が立ち寄ってたような気がする。
大きな門をくぐると受け入れ専門の店員さんが案内してくれる。涼しい店内で一息。


今回食したのは「冷やしぶっかけ」。大根おろしとレモンの清冽さがたまらない。いかにも高級店チックな感じなのに530円だから、わりとおトクな感じ。
東京だったら800円くらい取られるだろう。


そして再び歩き出す。そこからもケーブル乗り場まではまだ遠くて、ようやく見えてきたのになかなか距離が縮まらない。
着いたときには、もうヘトヘト。さっき引いた汗が再び大量噴出して、シャツまでびしょぬれ。


つづく。