真夏のことでん旧型車両と戯れ旅(8月15〜17日の出来事。5日からの連載モノです。最初からまとめて読みたいかたはこちらが便利です)

高松にもカプセルホテルがある。今日はここで一泊。とりあえず寝床が確保できればいいさ、ってなノリ。
ただここ、サウナや浴場はちゃんとしてるので満足なんだけど、全体的に手狭で、休憩室も小ぢんまりしている。大都市のカプセルだとマッサージチェアとか大画面テレビ付きのリラクゼーションルームとかゲームとか置いてたりするんだが。
ま、安いし、寝るだけと割り切れば問題なし。食事もすでに摂っておいたし。


さ、風呂入って汗も流した。あとは寝るだけ、って、


眠れねえ。


昼間あんなに眠かったのに。やっぱ電車の仮眠でもある程度休息ってとれちゃうものなんかね。仕方ないのでTV見たりなんだかんだしてるうちに、ようやく意識が。
うつらうつらした意識の中で、明日のことを想像する。楽しみだ。でも。


台風が、近づいてきている。


つづく。
明日はお休みします。つづきは日曜夜に。

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国宝にして世界遺産の姫路城。

しかしこれだけ長時間座り続けてると「エコノミークラス症候群」という言葉がアタマをもたげる。実際は飛行機じゃなくても発症するものだし*1。なまじ座り心地のよい座席なだけに、ずっと立たずに済ませてしまいがちなんだよね。
後半は時折軽い屈伸をしながら、姫路まで。


すでに日は暮れていたのだが、ヘタレ切った足を歩くことで回復させたい。ちょうどホームからライトアップされた姫路城が見える。ちと見学してきますかね。


駅前から続く大通りをちょっと歩けば*2もうそこにはお堀が。その向こうには白く浮かび上がった姫路城。ちょっと美術館(レンガ造りの重厚な建築だった)のほうに廻って横入り。


美しい。夜の城は美しい。吸い込まれるようだ。こんな風景を毎日観ながら生活できる姫路の人がうらやましい。
しばし散策。でもここ、夜一人で歩くのはちょっと怖いな。男だからまだしも、女性の一人歩きはあまりオススメせんな。ときどきウォーキングしてるおばちゃんいるけど、大抵ダンナと一緒だし。


随分遅くなってしまった。でも今日中に四国入りできればいいと思ってたので想定内。ふたたび各駅列車に揺られ、岡山からは快速でマリンライナー


ホームに「瀬戸の花嫁」の接近音が流れると、ああいよいよ四国に来たんだと実感する。JRの改札をすり抜けて、ことでん高松築港駅へ。ここから瓦町まで行って、投宿。
カプセルホテルなんだけど、ものすごく設備がシンプル。サウナと大風呂と自販機って程度。食堂は閉まってたし。ま、寝るだけなのでこれでよし。


つづく。

*1:病名は「深部静脈血栓症」。一般的にも「旅行血栓症」という呼び名が浸透しつつあるみたい。

*2:でもちょっと道のりがあったかも。100円バスがあると都合よい。

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藤一番の台湾ラーメン

でだ。名古屋を通過するときには食事のため途中下車するのが通例なのだよ。いつもはスガキヤを目指すのだが、今回はちと趣向を変えて台湾ラーメンにトライ。
元祖の「味泉」は下調べしたところでは昼すぎにいったん準備中になるらしいので時間が合わない。なので金山で下車、チェーン店の「藤一番」に行くことにする。


それにしても暑い。夏の名古屋は激しく暑いとは聞いていたが、まさに聞きしに勝る猛暑。殊に今年の関東地方は涼しい日が多かっただけになおさら暑さが身に染みる。
汗びっしょりになって着いた藤一番金山店。こじんまりした店構えはひと昔前のラーメン屋にある風情を保っていて、非常に好ましい。


さて、台湾ラーメン。鶏ガラスープが真っ赤になるくらいの香辛料、その上に挽肉とネギがどばっ。さっぱりしてるような、でも油が浮いてるような。
こってりは最近苦手なんだけど、豚骨さえ無ければ幾らでもいける。辛い分にはさほど問題ない。
というわけで、美味い。


満足して駅に戻る。ところがJR東海の新快速がまたムチャ混むんだよねorz最初各駅で行こうかと思ったけど、少しは辛抱しようと思い直して乗り換える。幸い数少ない空席が確保できたのでよかったけど。
米原から新快速に乗ればたいてい座れる。京都に入ったあたりから混んできた記憶はあるんだけど、寝ていたのでよく覚えていない。
とにかく寝ないで出かけてきた反動がずっと尾を引いてる。眠い。


つづく。

真夏のことでん旧型車両と戯れ旅(8月15〜17日の出来事)

岳南鉄道。車両は元井の頭線。


ことでんが旧型車の整理に乗り出す方針を打ち出した。一刻も早く乗らねば、平常運行で彼らに乗車するチャンスは無くなるかもしれない。否、永久に乗れない車両もいるかもしれない。


そんなわけで、今夏の18きっぷ旅は何をおいてもことでん。是が非でもことでん
とりあえずやって来ました早朝の東京駅。最近ムーンライトながらの指定席券をハナから諦めて、東上線の初電で都内に向かうことが多い。少し根性入れて小田原から自由席狙うとかしたほうがいいんじゃないか、と自分を叱責してみる。
そのくせ、ちゃっかりグリーン車に乗ったりしてな。でもそれやるなら休日のほうが安いんだからトクだぞ。
前の晩眠れなかったので、そのぶん電車内で爆睡。乗り換えのときもなんだか頭がぼけ〜っとしてる。


沼津から先、編成が短くなるので車内が混んでくる。かなわんなあ、と思いつつ路線図を見ていたら、吉原から岳南鉄道が出ていることを思い出した。
窓の外には夏の富士。ローカル私鉄に乗りつつ山岳写真もいいなあ。


車両は井の頭線のお古で、上毛電鉄と同じ。珍しさという点ではイマイチだが、沿線風景はなかなか。農村・近郊住宅地・工業地帯という三つの顔が入り混じる車窓は飽きない。途中には明らかに工場の敷地内だろ、てなところも走ったりして。線路の上を工場によくある太いパイプが横切ってるの。


しかして、肝心の富士山が、オイラが撮影を始めた途端雲に隠れ始めたorz曇り男の自覚は有るが、まさかこんな絶妙のタイミングで雲を呼んでしまうとは。


仕方ないので、吉原に戻ってふたたび東海道線に。またも爆睡。


つづく。

ずっとこっちを放置してた(汗

旅にはちょこちょこ行ってたんだけど、それを文章に起こす時間がなかなか無くて(汗

とりあえず、18きっぷ発売してるし、盆休みにもどこか行くので、そしたら復活しようかと。